判断の軸は「売上につながっているか」
経費にできるかどうかは、買ったものの種類では決まりません。判断の軸はその支出が売上につながっているかの1点です。同じパソコンでも、仕事に使っていれば経費、家族が使うだけなら経費になりません。
税務署に聞かれたときに「これは、この仕事のために使いました」と説明できれば経費です。品目の一覧を覚えるより、この問いを自分に向けるほうが早く判断できます。
迷いやすい4つの支出
- 飲食代 … 取引先との打ち合わせや接待なら経費です。ひとりの昼食は、仕事中でも経費になりません
- 服 … 制服や撮影用の衣装のように仕事でしか着ないものは経費です。普段も着られるスーツや私服は認められにくくなります
- 本・セミナー … 仕事の知識や技術につながるものは経費です。趣味の本は対象外です
- 車・スマホ … 仕事とプライベートの両方で使うものは、仕事で使った割合だけを経費にします(家事按分)
経費にできないもの
仕事に関係があるように見えても、次のものは経費になりません。
- 所得税・住民税 … 事業の利益にかかる税金なので、経費には入りません
- 国民健康保険・国民年金 … 経費ではなく、確定申告で「社会保険料控除」として差し引きます
- 自分への給料 … 個人事業主は、自分に払う給料を経費にできません
- 交通違反の罰金 … 仕事中の違反でも対象外です
迷ったら、残しておく
判断に迷う支出は、無理に自分で線を引かず、領収書と一緒に「何に使ったか」を一言メモしておいてください。あとから使いみちが分かれば、こちらで経費にできるかどうかを判断できます。
いちばんもったいないのは、迷った領収書を捨ててしまうことです。残っていれば、あとからいくらでも整理できます。